スタッフの声
キャラクターデザイナー
2014年新卒入社
出身校:多摩美術大学 美術学科デザイン科グラフィックデザイン学科
1-UPスタジオを選んだ理由を教えてください
私は小さいころから、ゲームから夢やイマジネーションをもらっていました。
たとえば幼稚園のころに「パックンフラワー」を粘土でつくったり、小学校では『ゼルダの伝説』のアイテム一覧を絵で描いたりしていました。
「そんなキラキラとした気持ちを与えてくれたゲームを作る側になれたら嬉しいな」と思い応募しました。自分が関わった商品で、小さい子どもたちがワクワクしてくれてたら嬉しいです。
どのような学生時代を過ごしましたか。また、ゲーム開発などに必要なスキルはお持ちでしたか
専攻していたのはデザインの分野でしたが、いろいろなことを「とりあえず挑戦してみよう」と取り組んでいました。
紙や鉄などさまざまな素材での立体制作、大勢の人の前でライブペイントをしたり、踊ったり、コントをしたり、歌詞を書いたり、女装をしたり、撮影のモデルをしたこともありました。
当時は大変だと思うこともありましたが、めぐりめぐって今の仕事に活きている経験は多いような気がします。どんなことも、頑張って取り組んだことは無駄にはならないです。
パソコンには縁がなくゲーム開発に必要な3Dモデリングはおろか、パソコンで絵を描くこともしていませんでした。学生時代に触れていたら、夢中になっていたかもしれません。
入社前と入社後のイメージを教えて下さい
入社前は、黙々と自分の作業に集中して1日が過ぎていくものだと思っていました。
しかし入社してみると、躓いたところを丁寧に指導してもらえたり、質問しやすい環境だったりと、コミュニケーションが活発なため活気がありました。
仕事のやりがいや楽しさを教えてください
ゲームの開発環境はどんどん新しくなり、そのたびに覚えることも多いのですが、できなかったことができるようになるのは楽しいですし、思いどおりの表現や遊びができるようになると、とても嬉しいです。
また、新人研修などで自分の知識を伝えることで、頼もしい仲間が育っていくことにとてもやりがいを感じます。今では後輩から便利な技術を教えてもらうことも多々あり、その成長ぶりを目の当たりにすると、ホッと気持ちが温まります。
入社当時はパソコンで絵を描く経験がなかったので、技術についていけるかと不安でしたが、今では周りと共に成長できることが喜ばしく感じられ、それは働くうえで大きな楽しみになっています。
新卒の場合、入社前に身につけておくことはありますか
何かを身につけるというより、大いにいろいろなものを見たり、遊んだりするのが良いと思います。自分の好きなことを深堀りするようなことでも良いし、まったく新しいことに挑戦してみるのも良いと思います。旅行もきっと良いです。
行動を起こして、感動したり、憧れたり、悔しいって思ったり、がっかりすることも時には良いかもしれません。
それらの経験が、今後において、心の支えになったり、挑戦のエネルギーになったり、思わぬところで華を咲かせたりと必ず活きてきます。
今までの業務の中で一番印象に残っていることは何ですか
『スーパーマリオ オデッセイ』の開発終盤で、戦艦やオデッセイ号の内部など、複雑なもののモデリング業務をたくさん担当させてもらえたことです。
入社当初から成長した自分の技術を、頭をフル回転させながら結集させ、腕をバリバリ動かして活かせた実感があり、とても達成感がありました。
仕事の中で苦労したことと、それをどうやって乗り越えたか教えてください
「このモデルはどうやって作っていこう?」「ここのデザインはどうするとより魅力的になるんだろう?」と悩む局面は、たくさんあります。
しかしそんな時も、周りの方とディスカッションをしたり、アドバイスをもらえたりするので、新しい挑戦にも、安心して全力で挑むことができます。
デザイナーとして仕事の中で大事にしていることはありますか
制作したもので人に喜んでもらうことはもちろんですが、制作の過程(周りとのやり取りや、情報の共有、提案など)においても、人に喜んでもらえるような工夫を考えることです。
デザインは目に見えるものばかりにあるのではなく、日常の所作や気持ちのあり方にもあるとも思います。
奥が深く難しいことでもあり、まだ至らない点も多いのですが、なるべく人を意識して日々を過ごすことが、グラフィックデザインや3Dデザイン、レベルデザインと、幅広いデザイン分野の意識の向上につながると思っています。
今後の目標を聞かせてください
「若い社員の方々が、楽しく力を発揮できるようにサポートできたらいいな」と思っています。
そして私自身ももっと成長して、幅広く役に立てるよう頑張ります!
応募者へのメッセージをお願いします
私は就職活動を始めたのが大学4年の冬頃で、すごく遅かったのですが、その分ポートフォリオを楽しんで作っていました。
「働くためのパスポート」としてではなく、自分自身を深めるつもりで、それまでの人生で一番の大作にしようと思いながら作りました。
友人や先生にもたくさん見てもらい、意見を言ってもらい、そして直すことを繰り返しました。できあがったものは、企業によっては独りよがりの作品集だと思われてしまったかもしれません。
でも、そのポートフォリオは完全に当時の自分の分身、自分そのものだったので、それで駄目だと思われたなら、仕方がないと思いました。悔いはありませんでした。
今思えば危険なことをしていたのかもしれません。それでも、当時のそのポートフォリオ作成で、私は大きく変わったと思います。そして今があります。そんな人もいます。
会社の同僚たちも、いろいろな道を辿ってきていて、みんな違います。だから「自分が信じる道を進んで大丈夫ですよ」と言いたいです。